【必須】小数計算〔感覚〕
小数のかけ算について、すこし感覚的な話を。
まず前回の話。
↓
0.8×0.7=0.56であって、
0.8×0.7=5.6にはならないこと。
筆算での、小数点のつけ方のルールがもちろん重要ですが、
「かけ算」の感覚的にも、
0.8×0.7=5.6ではオカシイと、感じられればいいなと、思います。
たとえば、
10×2は、
10を2つ分積み重ねること。
10×3は、
10を3つ分積み重ねること。
×2、×3、×4、・・・と計算することは、
もとの数(かけられる数)をどんどん積み重ねていくイメージです。
大きな数をかけるほど、もとの数をたくさん積み重ねて、ぶ厚くなっていきます。
では、「×1」は?
□×1は、1つ分のまま。もとの数と変わらない。
では、「×0.5」は?
□×0.5は、もとの数の0.5個分。
0.5個分て?
0.5って、「1の半分」てことですよね。
□×0.5は、もとの半分になります。
1よりもっと小さい数をかけると、今度は、スライスされて薄くなっていきます。
×0.4、×0.3、×0.2、・・・と計算することは、
もとの数より薄く(小さく)なるイメージです。
さて、
「0.8×0.7」ですが、
0.8に「0.7をかけたら」、絶対に0.8より薄く小さくならなければオカシイ!
0.8×0.7=5.6、、、とか答えて平気でいてはダメなのです。
ということで、
0.8×0.7の答えは0.56。
もとの0.8より、もっと小さくならないとね。