ヨシナリ塾

中学生のための学習塾

“式”とは?

 

 

数学で、

「式で表しなさい」と問われたときに、どうしますか?

 

 

 

まずは数字のみの例題。

 

 

例:

1本100円のボールペンを3本と、1冊150円のノートを2冊買ったときの、合計代金を式で表しなさい。

 

 

・・・

 

「式を書く」となったときに、

 

「100×3+150×2=600」まで書きますか?

それとも、

「100×3+150×2」までにしますか?

 

 

「“式”で表しなさい」ということならば、どちらでも正解です。

 

ただ、一般的には、まとめられるところまでまとめるのが解答のルールなので、

「100×3+150×2」は「600」までまとめて、答えになる、ということです。

 

 

 

ここで言いたいことは、

 

「=」が無ければ式ではない?と思い込んではいけない、ということ。

 

 

 

数学で扱う数や文字や記号であらわしたものは、全て「式」です。

 

 

これも「式」。

 f:id:yoshinarijuku:20210402123155j:plain

 

 

これも「式」。

f:id:yoshinarijuku:20210402123218j:plain


 

これも。

f:id:yoshinarijuku:20210402123348j:plain

 

 

これも式といえば式。

f:id:yoshinarijuku:20210402123409j:plain

 

 

 

 

そして、

「式」の中で特に、

 

左の式と右の式が等しい関係だということを「=」で表したものを「等式」。

 f:id:yoshinarijuku:20210402123502j:plain

 

f:id:yoshinarijuku:20210402123616j:plain

 

 

 

 

左と右が等しくない、大小関係があることを表すものを、特に「不等式」と呼ぶ。

f:id:yoshinarijuku:20210402123747j:plain


 

 

つまり、

「式」を書くときに、絶対「=」をつけなければならない?という呪縛を無くしておいてもらいたいのです。

 

 

数や文字や記号であらわしたものは、全てひっくるめて「式」です。

 

 

 

 

例2:

1本100円のボールペンをa本と、1冊150円のノートをb冊買ったときの、合計代金を式で表しなさい。

 

 

・・・

 

 

答えは、

「100a+150b」で、もちろんいいのです。

 

 

でも、「100a+150b=・・・ ???」と悩んでしまっている生徒さんは結構います。

 

合計代金を表す「式」は「100a+150b」でいいんです!

 

 

 

例3:

ある店で先月売れた商品の個数はa個で、今月は先月の個数より20%減った。

今月売れた商品の個数をaを使った式で表しなさい。

 

 

・・・

 

 

答えは、

0.8a

 

 

これが「式」でいいんです!

 

 

 

 

peraichi.com