代表値「何を求めているのか」
こんにちは。ヨシナリ塾です。
「いったい何を求めているのか?」
数学の「代表値」の問題。
いわゆる、「平均値」「中央値」「最頻値」についてです。
例1:
下の度数分布表は、あるクラスの男子12人の小テストの結果を表したものである。
最頻値を求めなさい。
“最頻値” = “一番多いところ” 、というざっくりとした覚え方でもいいですが、
だからといって、
「一番多いところだから最頻値4!?」、とか答えてはいけません。
そもそも、代表値を答えるときは、
その問題が「何を調べているのか」をハッキリさせましょう。
例1の場合は、テストの「点数」について調べている資料。
そして、低いものから高いものまである中の、
「標準」を示すのが「代表値」の役目。
例1のテスト結果の「最頻値」は、(人数の一番多い)「8点」です!
例2:
下の度数分布表は、あるクラスの女子12人が一年間で読んだ本の冊数を表したものである。
最頻値を求めなさい。
本の「冊数」を調べている資料ですから、
答えるべきは、「何冊」なのか。
最頻値は「8冊」です!
ちなみに、
平均値は「約7.3冊」
中央値は「7.5冊」
「平均値」「中央値」「最頻値」を答えるときは、
「何を調べている資料なのか」、
「単位」も気にしながら答えると良いでしょう。