数列の特徴を考える〔2〕
さて、整数の列の特徴を探る。
第二ステップ。
たとえば、
3の倍数、
3、6、9、12、、、、
すなわち「3n」を基準にしたときに、
それ以外の整数はどう表しましょうか。
たとえば、
4、7、10、13、、、、
このグループは、「3の倍数より1多いもの」と
とらえることができます。
すなわち「3n+1」。
5、8、11、14、、、、
このグループは、「3の倍数より2多いもの」、
すなわち「3n+2」。
あれ、1と2はどこ行った?
「ゼロ」も3の倍数だ、ととらえると、全てグループ分けできます。
0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、、、、
「3n」のグループ
「3n+1」のグループ
「3n+2」のグループ
ところで、
考え方を反転させても、同じようなグループ分けができます。
たとえば、
2、5、8、11、14、、、、
このグループは、「3の倍数より1たりない」と
とらえることも、できます。
すなわち「3n-1」。
1、4、7、10、13、、、、
このグループは、「3の倍数より2たりない」、
すなわち「3n-2」。
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、、、、
「3n」のグループ
「3n-1」のグループ
「3n-2」のグループ
同じ「4」でも、
「3より1多い」ととるか、
「6より2少ない」ととるか、
いろいろな見方ができます。
では「5の倍数」を基準にして、反復。
こうとらえるか、
それとも、こうとらえるか、
どちらの表し方がいいのか、は問題の内容によりますので、
そこは実際に練習してつかんでいくものです。
ここでは、どう数をとらえるか、その仕組みを整理していきました。