比とは、バランス。〔2〕
前回からの続き。
比は、かけ算(わり算)によって、その数を大きくしたり小さくしたり、自由に変えることができます。
この理屈を根底にしたうえで、
「比を簡単にする」計算を、どんなパターンでもできるようにしましょう。
〔例1〕
全体を2で割っています。
〔例2〕
まず全体を10倍し、次に6で割っています。
〔例3〕
全体に6をかけて約分しています。
小数の比でも、分数の比でも、同じやり方で解けます。
そして、文字式の比でも、同じ考え方で解いていけます。
(※ここからは中学の内容)
文字が加わると、とたんに難しく感じて、何をしていいか分からなくなりがち。
でも、同じやり方なんです。
〔例4〕
ab:4ab を簡単にするには
↓
全体をabで割って
↓
1:4
〔例5〕
πa(a+b):πb(a+b) を簡単にするには
↓
全体をπ(a+b)で割って
↓
a:b
だんだん難しくなってきました・・・
ここは経験を積んでいくしかないです。
でも、比の解き方は、どんな時でも同じ、です。
小数でも、分数でも、文字式でも、同じ、なのです。
ヨシナリ塾でした。
(※途中から急に中学の難しい問題になってしまいましたが、まあ、いずれやるので…)