教科書がすべてではない〔2〕
こんにちは。ヨシナリ塾です。
「教科書にあることが、この世のすべてではない」
今回は、英語に関連して。
英語の教科書やワークに載っている、英文や表現は、あくまでも学習上の基本ルール。
あくまでも、基本ルール通りに書かれているのであって、
実際には、適切な表現とはいえない場合もあるようです。
たとえば、
「 Who are you? 」
たいがいの教科書・ワークでは、
「あなたは誰ですか」
と訳されます。
「~ですか」と、ていねい語で書かれているので、
ついつい、ふつうにていねいな表現なのでは、と思い込みがちです。
しかし、実際の会話としては、決して一般的な表現とはいえないようです。
「 Who are you? 」
どちらかというと、見知らぬ相手、不審者に言うようなイメージ。
もしくは、まだあまり言葉を知らない小さい子が、悪意なくタメ口で言うようなイメージ。
いい大人同士の会話としては、使わない方がいいようです。
勉強として、基礎をしっかり身に付けるのは、大事なことです。
が、
それが世の中のすべてであるかのような、受けとり方は✖。
また、教え方としても✖。
私自身、教える側の立場として、これまでの知識がすべて正しいなどと、思い込みで済ませないよう、気をつけていきたいと、思います。