通分・なぜ必要なのか
こんにちは。ヨシナリ塾です。
嫌いな人が多い、分数の計算。
特に、通分はメンドクサイですね。
まあ、そういうルールだってことで、がんばって慣れるしかないんでしょうけれども、
ここでは、なんで通分しなければならないのか、をチョットだけ考えます。
分母の異なる分数のたし算ひき算は、
書いてある数をそのまま足したり引いたりは、出来ないんですよね。
まちがい例:
こんなことはできません。残念ながら。
なんでできないのか?なんでダメなの?
そもそも、
分数とは何を意味しているのか、を考えましょう。
分数は、
もともとの基準となるものを、
「何個かに分けたうちの、いくつ分か」を表す数です。
「2分の1」だったら、
「2つに分けたうちの1つ分」
「6分の2」だったら、
「6つに分けたうちの2つ分」
※「もともとの基準」が何になるのかは、問題の設定によって変わります。
1個なのか、10㎏なのか、50枚なのか、それはその時々。
さて、先ほどのまちがい例を、図でイメージすると、
足した結果、少なくなってますよ。↑
これでは、つじつまが合わないでしょう。
この計算は、まちがいです。
結局、分母の異なる分数のたしひきは、分母をそろえる、
すなわち、「いくつ分に分けたか」をそろえて考えると、うまくいく。
今回は、「4分の」でそろえられます。
量的にもピッタリです。
あくまでも「イメージ」ですが、
なんで、分母をそろえる(通分する)必要があるのか、でした。
あとは、慣れるまで、がんばりましょう(;'∀')