派生語 “-er”
2021年度の、中学校教科書改訂によって、全体的に中学の学習内容は、難易度が上がります。
特に、個人的には、英語の教科書が、一番難しくなったのではないかと思います。
単語量の増加はもちろん、単語の質もレベルが上がった印象。
今は日常生活の中にもたくさん英語が使われているとはいえ、
それでも聞きなじみのない、普段あまり使う機会のないような単語も、今まで以上にどんどん教科書に出てきています。
単語を“覚える”ということが苦手な生徒さんには、なおさら大変なような・・・
しかし、大変だ大変だとばかり言ってられないので、
何とか立ち向かっていきましょう。
そのための1つのポイントは、「関連づけて覚える」こと。
たとえば、
teachする人は、teacherです。
playする人は、playerです。
関連性・共通点があります。
勉強が苦手な生徒さんの中には、やはりここが上手く使いこなせていない人がいます。
一つ一つのことを、完全に独立させて、一つ一つなんとか頑張って覚えようとしている。
目の前の一つに意識を向けすぎて、他との関連性に気付かないまま・・・
勉強する中で自然に気付ければ問題はないんですが・・・
しかし、今、そこに気付かず苦しんだ末に、学習そのものを投げ出してしまいそうなら、もったいない。
その前に少しでも手助けになれば、と思います。
英語の「動詞」からの派生は、多いです。
分かりやすいのは、「動詞+“er”」 で、「それをする人」になること。
teach(教える)→teacher(ティーチャー)
play(プレーする)→player(プレイヤー)
run(走る)→runner(ランナー)
swim(泳ぐ)→swimmer(スウィマー)
use(使う)→user(ユーザー)
write(書く)→writer(ライター)
believe(信じる)→believer(ビリーヴァ―)
make(作る)→maker(メイカー)
watch(観る)→watcher(ウォッチャー)
ski(スキーする)→skier(スキーヤー)
train(訓練する)→trainer(トレイナー)
逆に、trainerが何をする人か分かっていれば、「train=訓練する」という記憶も定着しやすくなります。
関連づけられれば、覚えたことが2倍になります。
関係ありそうなことを、もっと探して見つけていきましょう。