模式図はあくまでも模式図〔2〕
こんにちは。ヨシナリ塾です。
理科の問題で出される図は、あくまでも模式図であること。
これを意識することは意外と大事。
「遺伝」編です。
よく出される図は、
だいたいこんな感じ。
問題文として、
「子の代の種子から育った花どうしのかけ合わせによって得られた孫の代の種子の、遺伝子の組み合わせを書きなさい」
などなど、聞かれるでしょう。
解ける人は、別に何も気にしなくていいのですが、
どうも、とまどう人の中では、
「子の代の花どうしのかけ合わせ」の部分で、しっくりきていない様子が。
図には、「子」は1つしか書いていないのに、「子の代どうし」とは???
と、悩んでしまっている様子。
模式図はあくまでも模式図。
現実には、
植物のかけ合わせの実験では、実際には、たくさんの種子ができ、
何百、何千というたくさんの花が得られているのです。
そのたくさんの花の中どうしで、次の受粉が行われる。
「子の代どうし」の自家受粉を考えていくことになりますね。
上の図は、あくまでも必要最小限の、代表例を表した図。
現実に行われていることとしっかり区別して、惑わされないようにしましょう。