( )カッコいるのか、いらないのか
文字式の表し方にしたがって、わり算を分数に書きなおすとき、
( )を書くのか書かなくていいのか、自信なさげにしている生徒さんもいます。
何となく、数学での( )の扱いは、分かっているようで、よく分かっていないような。
そもそも、
カッコ( )は、
それが“ひとかたまり”だ、とういうのを示すために、必要なものです。
なので、逆に、
あきらかにカタマリとして区別できるときは、わざわざカッコをつける必要はない。
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しかし一方、
“ひとかたまり”と、しっかり示さないと意味が変わってしまうときは、
しっかりカッコをつけないと。
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こう書いた場合、( )がなければ、当然わり算優先のルールが発動されます。
「b÷3」の方がカタマリになる。
わり算のルールよりも優先して「a+b」をカタマリにしたいなら、カッコをつけないと。
どういう時に( )カッコをつけるのか、ではなく、
自分が何を表したいのか、
自分の書いている数式の意味は何なのか、
というところまで気を付けていくと、
単にカッコをつけるつけないの話以上に、
数学そのものの、かなりのレベルアップにつながるかもしれません。