“距離”とは?
こんにちは。ヨシナリ塾です。
数学の、図形の基礎の、お話です。
下の図で、点Aと点Bの間の距離を表しているのは、どれでしょう?
もちろん、
ですよね?
では次。
下の図で、点Aと直線ℓの間の距離を表しているのは、どれでしょう?
もちろん、
ですよね?
つまり、
数学で言う “距離” とは、
“最短距離” であり、
特に、直線に向かうときは、「垂直」に交わるということ。
では?
これは?
下の図で、点Aと直線ℓの間の距離を、点線で表しなさい。
・・・?
Aからℓまでの距離?
こうですか?
NO!!
違います!!
正解は、ℓの延長線上に、垂直に交わるように、
これが、Aとℓとの距離!
「え?・・・ ℓまで届いてないけど・・・?」
・・・なんて違和感があるかもしれませんが、
ポイントは、
必ず「垂直に交わる」のが距離であり、
数学の「直線」とは、どこまでも延長していくものである、
ことです。
これが、数学での “距離” ですので、日常生活(地図など)での “距離” と混同しないようにしてくださいね。
それでは最後に、
下の図で、点Bと直線mの間の距離を、点線で表しなさい。
もう大丈夫でしょうか。
正解は、
赤の点線が、Bとmとの距離です。
直線が書いてある部分だけ見るのではなく、
その延長線上にのばしていくことが、ポイントです。